選択食でいつもの食事を楽しみな食事へ ―あの頃の忘れられない味を食べられたら―

井上悟・馬渡清美(老人総合福祉施設あくなみ苑)


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アブストラクト

生きる為には欠かせない日々の食事、その大切な毎日の食事を単に生きる為にだけではなく、少しでも豊かで楽しい生活を維持できるよう、素敵で楽しみなものにできないかと考えました。利用者様の忘れられないあの時の味、旅行先で食べた思い出の食事、自身の出身地の郷土料理を食べる事ができないか、この様な想いを食べる楽しみとして、もっと喜んで頂きたいと思い、選択食を開始することになりました。利用者様からお話を伺うと、昔住んでいた土地の郷土料理の話や社員旅行で食べたあの味が忘れられない、といったお話から選択食の献立を決めました。食後にアンケート調査を行い、9割以上の人が満足されている結果となり、利用者様から選択食が好評である事がわかりました。また、焼き鯖の煮つけが一番美味しかった。あっさりしていてとても美味しかった。昔を思い出して少しほっこりした。などのお話しを聞き職員も選択食を通じて利用者様とコミュニケーションを深めることができました。今後も選択食を通じて豊かで楽しい生活を提供して行きたいと思います。

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