愛染寮において2019年にチャイルドノート（児童養護施設専用経過記録システム）を始め、LINE連絡網、IG（ネットワークシステム）、Zoom（ウェブ会議システム）とIT化を進めてきた。約5年経ち、利用が定着してきた。今後の活用の仕方を検討する為に子どもに直接関わる職員（30名）にアンケートを実施。アンケートは19項目、便利さや負担度合い等について聞いた。その結果、必要性や便利さは以下の表のようになった。
また負担度合いについては、CN26.7％、IG6.7％、Zoom13.3％、LINE連絡網16.7％であった。つまり必要性や便利さを感じている一方、負担もあることが明らかになった。そして自由記述より、メリットとして全ツールにおいて情報共有の迅速さ手軽さが挙がった。デメリットとして、ZoomとLINE連絡網は情報の意図が実は伝わりにくいこと、CNは作業量の多さと情報の重複が挙げられた。以上より、IT化の必要性、便利さは明らかであるが、今後の運用に関してさらなる工夫が必要である。
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