極楽坊あすかこども園では食育活動を通じて、子どもたちがより食材に関心を持ち、食べる意欲をもつことを目指して活動内容の再検討を行った。中でも栽培活動に着目し、内容を充実させられるよう、地域の方と連携しながら活動を進めた。以前は栽培活動の回数が年度によって違い、収穫以外の体験も少なかったが、提案や助言を受けたことで、栽培する野菜の種類が増加し、1年を通じて畑で活動が行えるようなった。さらに、栽培に詳しい方が関わってくださったことで、子どもたちが新たなことに気づく機会が増え、「さつまいものつるの調理」「かぶの間引き」といった新しい活動も取り入れることができた。様々な体験を積み重ねる中で、栽培に関する話題が増え、野菜をテーマにした制作を作品展で展示する学年もあった。今回の取り組みは、子どもたちの食材への関心を高め、野菜を食べたいという気持ちを育むことにつながった。
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